敦煌観光スポット 鳴沙山 月牙泉 [中国旅行]

 中国では砂は「沙」と書きます。沙の鳴る山と書くこの鳴沙山はその名を「沙嶺晴鳴」の四字からとったと言われます。風に吹かれる砂の音を聞いた古代の人の雅を偲ぶことが出来ます。
 ここは夕暮れ時が最も美しいです。東西約40キロ、南北20キロに広がる砂漠の丘陵は風がすぐに人の足跡を消し去るため、いつも人跡未踏の神秘な姿で人を迎え入れています。
 夕暮れの中に身を置くと空に星が一つ二つと輝き始め、やがて月の砂漠に変わります。日がとっぷり暮れた後には懐中電灯が役に立ちます。先方でふってくれる灯と呼応しながら砂を踏みしめて歩くとき、シルクロードを超えた旅人の気持ちが少し身近になったように感じるのです。
 中国では三日月のことを「月牙」と言います。この湖の形は三日月の形をしているので、「月牙泉」と呼ばれています。鳴砂山北麓の泉が水源のこの湖は透明な水をたたえて枯れることがありません。この泉には流砂は流れ込まず、砂は周囲にのみ積もると伝えられています。夕暮れに砂山がシルエットとなること、この泉は月光を浴びて神秘的な美しさを漂わします。
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